2010年6月24日、中国衛生部の公式サイトによると、中国の今年の手足口病の発症・感染例は6月22日現在で98万7779例に上り、うち重症が1万5501例、死亡が537人であることが分かった。

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同部では、昨年末から全国で手足口病に関連する予防・対策会議を重ねてきた。手足口病は毎年夏に流行することが多いが、中国では今年、広東省東莞市で1〜3月の感染者が昨年の9倍に当たる約5000人に上ったと報告されるなど、流行期を前に一部地域ではすでに深刻な状況になっていた。

こうした状況に対し、同部は予防措置の強化を指示し、1）流行状況の観測、報告、分析の強化、2）農村部での基礎知識の普及による予防・治療能力の向上、3）重症例の重点的治療などによる死亡率の低下、4）地域における伝染予防対策の強化、5）生活環境の改善、6）健康に関する広報活動強化による大衆の予防意識の向上、の徹底を図っている。（翻訳・編集/HA）