一般人に広がるHIV感染、高齢者と大学生の割合が急増―北京市

Record China    2010年6月24日(木) 16時14分

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22日、中国・北京では60歳以上の高齢者と大学生のHIV感染者が増えている。当局はセックスワーカーなどハイリスク集団に止まらず一般人への感染拡大を示すものとして予防対策を強化する方針だ。写真は09年11月、北京で行われたエイズ予防キャンペーン。

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2010年6月22日、中国の首都・北京では、60歳以上の高齢者と大学生のHIV感染者が増えている。当局はセックスワーカー(性産業従事者)などハイリスク集団に止まらず一般人への感染拡大を示すものとして、予防対策を強化する方針を固めた。北京晩報が伝えた。

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北京市疾病コントロールセンターの●(=登におおざと)瑛(ドン・イン)主任によると、同市におけるHIV感染者およびエイズ患者の数は、第1号が報告された85年から今年5月31日までに累計で7672人に達した。うち74.3%を地方戸籍者が占めている。

感染経路は「性交渉」が最も多く、感染者および患者全体に占める割合は41.4%(06年)、41.5%(07年)、58.4%(08年)、70.2%(09年)、76.5%(10年)と増加傾向をたどっている。特に目立つのは「男性同士の性交渉」の増加で、06年の22.8%から10年には48.8%にまで急増した。

同日開かれた対策会議では、ホテルや旅館の客室全てにコンドームを常備すること、サウナやナイトクラブなどの娯楽施設、作業員500人以上の建築現場の全てにコンドームの自動販売機を設置することが定められた。(翻訳・編集/NN)

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