「ハニの棚田」が国連・食料農業機関の定める世界農業遺産に―雲南省紅河ハニ族イ族自治州

Record China    2010年6月21日(月) 19時13分

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18日、雲南省紅河ハニ族イ族自治州の「ハニ族の棚田」棚田が国際連合食料農業機関(FAO)の定める世界農業遺産に認定された。写真は同自治州の棚田。

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2010年6月18日、雲南省紅河ハニ族イ族自治州政府広報室が記者会見を開き、「ハニ族の棚田(たなだ)」が国際連合食料農業機関(FAO)の定める世界農業遺産への申請・登録に成功したと発表した。19日付で雲南網が伝えた。

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「これで今年のように100年に1度といわれる大干害に見舞われても、大部分のハニの棚田は常に新しい苗を植えることができる」と記事は評した。14日、同自治州政府は北京市内で国連食料農業機関から世界農業遺産の保護認定書授与式が行われたという。

ハ二の棚田は主に同自治州の元陽県、紅河県、緑春県、金平県に分布し、総面積は5万4667ヘクタール、棚田の段数は最も多いもので3700段にもなるという。開墾からの歴史は1300年を超え、その独特な灌漑方式と古くからの農業生産方式によって、河川、棚田、村、森林が一体となった原始農業的な生態系を保持しているといわれる。その大地の生命力に満ちた壮大な景観は、世界でも類を見ない。

国連食料農業機関は02年から「世界農業遺産」の保護に取り組み始めており、中国国内における世界農業遺産への指定は浙江省の青田県の「稲田養魚」に続き、2例目となる。(翻訳・編集/津野尾)

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