中国人の4人に1人が「心血管疾患」のリスク=既に米国など先進国を越える水準―中国

Record China    2010年6月22日(火) 6時1分

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18日、中国人の生活が豊かになり、ライフスタイルが変化するなかで、その心血管疾患の発生リスクが米国など先進国の水準を超えているという。写真は中国の街頭で行われる無料血圧測定サービス。

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2010年6月18日、羊城晩報によると、北京大学第一医院心内科心臓センターの霍勇(フオ・ヨン)教授がこのほど、中国人の生活が豊かになり、ライフスタイルが変化するなかで、心血管疾患の発生リスクが米国など先進国の水準を超えていると指摘した。

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記事によると、米大手市場調査機関グローバル・マーケット・インサイト(GMI)が08年に実施した調査で、中国人の4分の1が心血管疾患の発症リスクを抱えていることがわかっているという。心血管疾患(心臓、血管など循環器の疾患)は、世界における最も大きな死亡原因の1つとして数えられており、05年にはそれによる死亡者数が全世界で1750万人を記録、2015年には2000万人に達すると予想されている。また、死亡した患者の約半数はアジア地区に集中しているという。

このほど北京で開催された世界心臓病学会で霍教授は「中国人の心血管疾患発症リスクはすでに先進国を超えているにもかかわらず、予防対策は大きく遅れをとっている」とし、こうした状況を改善するための策として、「一次予防が重要」と指摘した。同教授によると、一次予防とは「喫煙」「運動不足」「高血圧」「高コレステロール」「肥満」などをコントロールすることで、心血管疾患発症リスクを低減できるという。

こうしたことから心血管分野の専門家は「健康教育に力を入れることによって市民の予防意識を高め、健康的な生活スタイルを普及させることが大切」と呼びかけている。(翻訳・編集/HA)

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