<チャイナ・インプレッション>国の汚名返上なるか?コピー大国の海賊版CD処分―江西省南昌市

Record China    2006年12月9日(土) 2時2分

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中国各地で一斉に行われた、音楽CDやDVDソフト海賊版商品の廃棄処分。コピー大国汚名返上をかけて、世界へ向けてのPR大作戦だった。

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2006年12月8日の午前10時、中国各地で一斉に、海賊版CDを廃棄処分するPRイベントが催された。これは政府をあげて、海賊版の音楽CDやDVDなどを撲滅しようという主旨で行なわれたものだ。江西(こうせい)省南昌(なんしょう)市には、江西省内の悪質業者や一般市民から没収した海賊版ソフトが一堂に集められた。その数およそ142万枚。シュレッダーのような粉砕機を用いて処分された。

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国際レコード産業連盟が6月に発表したところによると、世界中に出回っている音楽CDの3分の1が海賊版であるという。中国はコピー商品の生産量が世界一ということで悪名高いが、世界中のコピー商品を集めても、実際に中国国内に存在するにせ物の数のほうがはるかに多いということらしい。アメリカではこれらコピー製品による知的財産の損失が2000億〜2500億ドルに及ぶとも言われている。

今回のこの処置は、世界からコピー大国として後ろ指さされつつ行われた、海賊版CDの廃棄処分大作戦だった。今回のPRイベントの効果はいかほどか。しかし、製造段階での根絶を視野に入れなければ、汚名返上には至らないといえる。中国政府の今後の対応に、世界は期待している。

<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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