ストリップツアーに潜入!老人たちの怪しげなパラダイス(1)―福建省福州市

Record China    2006年12月8日(金) 12時3分

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最近福州市の中高年男性の間で、話題になっているあるツアーが存在するという。特別な見所もなさそうな村へ、どうして彼らは出かけていくのか。私服警官の捜査にレコードチャイナのカメラマンも同行した。

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最近福建(ふっけん)省福州(ふくしゅう)市で、中高年男性向けの怪しいツアーが密かな話題となっている。このツアーを主催しているのは、「老人の春行楽団」というこれも怪しい名前の業者。内容は、日帰りで福建省泉州(せんしゅう)市南安のある村へ向かうというものだ。しかし調べによると、その村は福州市から250kmも離れているにもかかわらず、これといった観光名所もない辺鄙な地だという。老人たちを集めてこの田舎へ向かうのは、一体何が目的なのだろう?そして人気の秘密は?今回福州市の公安局がこれに目をつけて、私服警官隊を派遣することとなった。そしてその作戦の中に、レコードチャイナのカメラマンも同行した。

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2006年12月3日の午前7時、福州市のとあるビルの前で、レコードチャイナのカメラマンは私服警官数人と合流した。集合場所には、すでに多くの老人が続々終結していた。友人同士で参加している人もいれば、1人参加の人もいるらしいが、みな自然とうちとけて楽しげだ。期待に胸ふくらませているといった様子で、用意された観光バスに乗り込む彼らに続いて、バスの中へ入ると車内はすぐに満席となった。ツアー客は総勢38名、老人たちの熱気あふれるバスは、ついに出発した。

彼らは私たちにも気さくに話しかけてきた。聞いてみると、今回の参加者の平均年齢は60歳。最年長者は82歳だという。これから250kmの道のりを行くが、早く目的地で楽しみたい、という気持ちが、誰の笑顔からもあふれていた。

走り始めて1時間半後、運転手が途中のガソリンスタンドの近くにバスを停車させ「10分間休憩します」と車内にアナウンスした。すると、せっかちな1人の老人が「休憩なんていいから、早く出発しろ」と怒り出した。はやる気持ちを抑えられないらしい。すると友人の1人が「まあまあ、外でタバコでも吸おう」と老人をなだめたのだが、出発までイライラした様子は変わらなかった。

1分1秒でも目的地へ、彼らを駆り立てるこのツアーのメインイベントとは、一体何なのか。レコードチャイナのカメラマンは、どんな怪しいパラダイスが待っているのかと、期待と不安が入り混じる気持ちで待っていた。

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