Record China 2010年6月12日(土) 22時25分
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11日、バングラデュの携帯電話市場を中国ブランドが席巻、ノキア、サムスン、シーメンス、LGなど世界ブランドが市場撤退の危機に瀕していると中国紙が伝えた。写真は中国・南京の携帯電話売り場。
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2010年6月11日、第一財経日報によると、バングラデュの携帯電話市場を中国ブランドが席巻、ノキア、サムスン、シーメンス、LGなど世界ブランドが市場撤退の危機に瀕している。中国商務部の発表によると、同国における中国製携帯電話のシェアは80%前後を占めるという。
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バングラデシュ当局の大都市圏を対象とした統計では、ノキアは56%、サムスンも14%のシェアを維持している。中小都市や農村部の統計はないという。バングラデシュの人口は1億5000万人以上だが、携帯電話ユーザーは4000万人前後で、普及率は30%ほど。毎月の販売数は約100万台に上る。記事は、ここ数年、廉価な中国製携帯電話が大量にバングラデシュに流入したことにより、当初80%を誇ったノキアのシェアが30%前後に落ち込んでいると指摘した。
中国の携帯電話ブランド「Konka」の関係者によると、バングラデシュで最も売れる中国製携帯電話の輸出価格が約20ドルで、小売価格は30ドル強。ノキアやサムスンなど世界ブランドにとって価格競争における不利は明らかで、大きな打撃を受けている。同程度の機能をもつ携帯電話を比較した場合、ノキアとサムスンは中国製より30〜50%高くなるという。中国ブランド名を伏せ現地ブランドとして販売する中国メーカーの戦略も功奏し、価格に敏感なバングラデシュの消費者の心をつかんでいると記事は指摘している。(翻訳・編集/津野尾)
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