Record China 2006年12月7日(木) 15時8分
拡大
係員のミスでおりから逃げ出したヒョウは、結局つかまえることができず、警察によって撃ち殺されることになった。
「バン、バン、バン、バン、バン!」2006年12月5日の午後2時ごろ、国家1級保護野生動物のヒョウが殺された。これは同じ日の朝7時ごろ、福建(ふっけん)省石獅(シーシー)市のオシドリ池公園で、係員のミスによりおりから逃げ出したものだ。
おりから脱走後、ヒョウは外の世界が珍しいのか、嬉しそうに公園内を歩き回っていた。
しかし人間は、ヒョウのようにのん気ではいられない。公園の管理員がこれを発見して警察に助けを求め、同時に公園を封鎖した。昼12時まで、動物園の飼育係は公安の協力を得て、何度もヒョウめがけて麻酔矢を撃ったが、全部失敗に終わった。
そのうちに怒ったヒョウが、飼育係1人を傷つけた。そこで現地の警察は福建省の関連部門の同意を得た後、2台のパトロールカーで園内に入り、ヒョウを銃で撃ち殺した。調べによると、この動物園は現地政府の承認を受けておらず、無許可だったことが判明した。さらにこの動物園の飼育係も野生動物を飼育する資格を持たず、動物保護法に違反していたことが分かった。
何の罪もないヒョウは、人間の行為の犠牲者となった。現在管理部門が、さらに詳しい調査を行っている。
この記事のコメントを見る
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る