<上海万博>外国館優先ゲート悪用の一部中国人に「多くの中国人が恥ずかしい思い」―中国紙

Record China    2010年6月7日(月) 13時54分

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5日、身体障害者を装うなど行列回避の“裏ワザ”が横行する上海万博で一部のパビリオンが優先ゲートの閉鎖措置を取ったことを受け、中国紙が「多くの常識ある中国人は恥ずべきことだと思っている」と報じた。写真は18日、上海万博の会場内を車いすで移動する高齢者。

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2010年6月5日、身体障害者を装うなど行列回避の“裏ワザ”が横行する上海万博で一部のパビリオンが優先ゲートの閉鎖措置を取ったことを受け、中国紙が「多くの常識ある中国人は恥ずべきことだと思っている」と報じた。海南省の南国都市報が伝えた。

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上海万博会場では車椅子の身障者を装ったり、3歳以下のベビーカーに小学生を押し込めたりするなど、優先ゲートの利用対象者への「なり済まし」が横行している。こうした不正行為に各パビリオンも頭を悩ませており、優先ゲートの利用を規制する動きが見られるようになった。

スウェーデン館はすでに数日前から優先ゲートを閉鎖。不正行為を防ぐ効果的な措置が見つかるまで閉鎖を続ける意向を示している。同館への入場者は1日平均延べ2万人だが、うち優先ゲートからの入館者は5分の1にあたる延べ4000人に上っていた。ポーランド館も高齢者の利用を禁止、スペイン館も近く何らかの措置を取るとしている。

記事はこうした現状に、中華文明や中国人が持つ謙虚さや礼儀正しさ、親切で客好きという本来の良さを「展示」出来ていないばかりか、日常生活のちょっとした悪習や自己中心的な側面ばかりをさらけ出してしまっていると指摘。ホスト国である中国がせっかくの大舞台で一部の自国民によってイメージを台無しにされたことに、大部分の常識ある中国人は恥ずかしい思いでいっぱいになっているはずだと強調した。(翻訳・編集/NN)

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