2010年6月4日、この日はちょうど台湾の「海峡両岸観光旅遊協会」北京事務所がオープンして1か月。台湾観光局が今年3月から空港で行っているアンケート結果によると、中国本土からの観光客の台湾旅行に対する満足度は94％だという。台湾紙・中国時報の報道を5日付で中国新聞社が伝えた。

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同アンケートでは、「観光バス及び運転手のサービス」「サービス態度」「ガイドのリスクマネジメント」「ガイドの案内・解説レベル」などの満足度については軒並み95％以上だったが、「観光スポット選択やツアー日程のアレンジ」「食事の手配」については比較的辛口の評価となった。

台湾観光局の統計によると、2010年1月から5月までに台湾を訪れた中国人観光客数は1日当たり平均3451人で、この5か月間の中国人観光客数がのべ52万5000人を突破した。順調にいけば今年、年間100万人の目標を前倒しで達成できる見込みだ。中国人観光客の出身地で最も多いのは浙江省、広東省、北京市、上海市、江蘇省の順となっている。

同会では、今後は観光地区を細分化し、テーマ性を持たせたより深みのある旅行プロデュースにシフトするなど、画一的な観光地巡りツアーの値引き合戦という形ではなく、ツアーの差別化によりさらに多くの中国人観光客獲得を目指していくという。（翻訳・編集/中原）