チンプオ族（景颇族）

◆人口／人口は１３万２１４３人。 　

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◆地域／主に雲南省徳宏タイ族チンプオ族自治州の瑞麗、隴江、盈江、梁河などの山間部に集中的に居住し、その他、少数のチンプオ族は付近の州・県の山間地帯に分散して居住している。

◆言語／チンプオ語を使用している。この言語は漢・チベット語系、チベット･ミャンマー語派、チンプオ語分支に属している。使用されているチンプオ文字はローマ字を基礎とする表音文字である。

◆宗教／チンプオ族の人たちは以前からほとんどが万物に魂があるとする原始多神教を信奉してきたが、少数の人はキリスト教を信奉している。

◆歴史／古代チンプオ族の人々は西康・チベット高原の南部で生活していた。その後、横断山脈に沿って瀾滄江、金沙江一帯に移住し、明代の末期、清代の初期に現在の主な居住区である徳宏地区に移住してきた。水稲、陸稲、トウモロコシの栽培を主にする農業に従事してきた。

◆文化／チンプオ族の気風は純朴かつ率直で、勇敢な民族である。男子は幼い頃から大人と一緒に山に入って猟をし、長刀を腰にぶらさげ、銅製の銃砲を肩に担ぐ。そのチンプオ族男性の姿は勇ましい。チンプオ族の女性は編み物に長じ、伝統工芸である数百種の色彩を用いた図案模様を織る。図案は動植物を用いたものが多く、非常に美しい。