Record China 2006年12月6日(水) 17時48分
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今月2日に上海市を流れる黄浦江で沈没した船の引き上げ準備が進められている。改造工事に失敗して川に沈み、さらに引き上げるにも大金がかかるという。なんとも不運な船である。
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2006年12月5日、上海市を流れる黄浦江(こうほこう)に沈んだ1万tの巨船「銀鋤(インチュー)号」から漏れた大量の油の処理が終了し、船引き上げのための準備が行われている。これまでのところ、この事故による黄浦江の船の通行に影響は出ていないという。
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この船は今月2日、修理工場から出て黄浦江を運航していたところ、突然沈没した。船からは大量の油が流出し、川に流れ込んだ。
事故の原因は、改造工事の不備によるものと判明。この船は本来車を運搬するためのものだったが、川底の泥をさらって運ぶ専用船にするため改造が施された。その工事がうまくいかなかったため、工事後川に出た直後、水が入り込み沈没したのである。
銀鋤号の引き上げ作業については、現在上海海事局と、いくつかの関連機関との間で協議が行われている。予定では1週間後に開始する見込みだ。引き揚げ作業には数千万元(1元は約13円)がかかるということで、同船にとってはまったく踏んだり蹴ったりであった。
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