南沙諸島付近で中国籍漁船への襲撃相次ぐ、10日間で28人が人質に―中国紙

Record China    2010年5月29日(土) 17時11分

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28日、南シナ海の南沙諸島付近で、21日までの10日間に中国籍の漁船3隻が武装勢力に襲われる事件が起きていたことが分かった。写真は4月1日、海南省三亜市から南沙諸島に向けて出航した中国の漁業監視船「漁政311」と「漁政202」。

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2010年5月28日、中国やフィリピン、マレーシアなどが領有権争いを展開する南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島付近で、21日までの10日間に中国籍の漁船3隻が武装勢力に拿捕され、計28人が人質となる事件が起きていたことが分かった。広州日報が伝えた。

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記事によると、現地時間の12日午前8時ごろ、南沙諸島海域の西南部にある漁場で操業していた中国籍漁船が突然近づいてきた「東南アジア某国の軍艦」に追跡された後、発砲を受け被弾した。砲弾も発射されたが、命中はしなかった。救助信号を受けた漁業監視船「中国漁政301」と「中国漁政302」が現場に急行し、漁船を救った。だが、同15日未明に「同じ国の軍艦」3隻が中国の古くからの漁場を襲撃。不意をつかれた中国籍漁船3隻が拿捕され、計28人が人質となったが、交渉の末、人質は間もなく釈放された。

同海域は現在、「漁政301」「漁政302」に代わり、「漁政311」「漁政303」が任務にあたっている。中国の漁業監視船は昨年から同海域のパトロールを行っているが、今年に入ってからは従来の遠巻きのパトロールではなく、漁船にピタリと付き添う護衛スタイルに変更したという。(翻訳・編集/NN)

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