Record China 2010年5月28日(金) 12時40分
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26日、青年参考は記事「大学校内にパシリ族出現=ほとんどは貧困家庭出身の学生」を掲載した。写真は鄭州の大学に通う楊さん。家庭が貧しく、ごみ拾いで学費を捻出している。
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2010年5月26日、青年参考は記事「大学校内にパシリ族出現=ほとんどは貧困家庭出身の学生」を掲載した。
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最近、中国の大学には「[足包]腿族」(パシリ族)と呼ばれる学生が出現しているという。大学生オタクの出現に伴い、外に出るのが面倒臭いという人々が急増。そうしたやる気ない同級生のために食事を買ってきたり、通販の荷物を受け取ったりと雑用をすることでお金をもらう仕事だ。
杭州市の大学生・張さんもパシリ族の1人。「食事を1回買ってくると1元(約13円)もらいます。もうかる時はもうかりますよ。先週の土曜日は40人分の食事を買ってきましたから。バイトよりも割がいいです」と笑った。1か月の稼ぎは500元(約6560円)程度。張さんの生活費がほぼまかなえるという。
大学生の多くはパシリ族の出現を歓迎しているようだ。大学4年生の劉さんは賛成派。「一挙両得でしょう。仕事を頼む学生にとっては便利だし、パシリ族をやる貧乏な学生にとっては自分を鍛える機会であり、お金を稼ぐ機会でもある」とコメントした。
一方、浙江メディア学院の李霊格(リー・リングー)教授は否定的だ。パシリ族出現の背景には格差など社会・経済・市場の発展があると指摘し、「大学生が社会の影響を受けるのは避けられないことです。しかし高等教育は知識人に対する公平と平等の体現なのです。大学の同級生の間で貧富の格差がはっきりと現れてしまう。これは不公平です」と批判した。浙江財経学院の金戈(ジン・グー)教授は「市場経済的には正しいですが、学校にはふさわしくありません」と話し、学生間で金銭的な上下関係が生じることは誤りだと批判。大学はパシリ族を取り締まるべきだとコメントした。(翻訳・編集/KT)
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