<チャイナ・インプレッション>ブログ人口急増中、自由な情報発信の裏に弊害も

Record China    2006年12月5日(火) 21時56分

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今や世界第2位のインターネット大国の中国。中国でブログを公開している人は、4年前の30倍に増えている。自由に情報を発信する狙いは何か。写真の「博客」とは、中国語で「ブログ」の意。

2006年12月5日、中国国内のインターネット利用者は1億2千万人を超え、世界第2位となっている。中国ネットワーク情報センターのデータによると、今年8月末までに、インターネット上に登録されているブログ(ウェブログ・ウェブ上で公開される日記)の総数は、3400万に達する勢いで、4年前の30倍だという。近年増加の一途をたどっており、中国でブログを持つ人の数は1700万人に達し、それらのブログを閲覧する読者の数は7500万人を超えた。

インターネットの急速な普及により、各分野に関する幅広い情報交換や、異文化との関わりが容易になった。中国のマスメディアによる報道は、政府機関に管理されている。しかし今となっては、個人が発信するインターネットのブログから、管理を受けていないさまざまな情報が伝えられている状態だ。

より多くの情報を人々が手に入れられるようになった反面、各自の持つ掲示板が、他人の中傷などの悪質な目的に使われたり、内容によって第3者とのトラブルが起きるなどの問題が多発している。いまだ法的な規制がなされておらず、ネットの世界をますます混乱させている状況は、どこの国も抱えている問題である。

今、大きな変容を遂げつつある中国。4千年以上もの歴史と、多くの可能性を秘めた未来が交錯し、さまざまな魅力が溢れている。その未来に、パワーに、進歩にと、世界から今もっとも熱い視線を集める中国。<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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