日本と中国の各研究チーム、同時期にイネの収量増やす遺伝子を発見―中国メディア

Record China    2010年5月26日(水) 12時57分

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25日、日本と中国の研究チームがそれぞれ同時期にイネの収量を増やすを特定したと中国メディアが報じた。資料写真。

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2010年5月25日、英誌ネイチャーによると、日本と中国の研究チームがそれぞれ同時期にイネの収量を増やす遺伝子を特定した。網易探索が伝えた。

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日本では、名古屋大学の芦苅基行・生物機能開発利用研究センター教授率いる研究チームが、イネの穂の枝分かれ数を大幅に増加させる遺伝子を発見。「日本晴」の1株当たりの米粒数を最大52%増加させる実験に成功し、23日付の米科学誌「ネイチャー・ジェネティックス」(電子版)で発表した。

一方、中国科学院遺伝子・発育生物学研究所の李家洋(リー・ジアヤン)教授率いる研究チームは、イネの穂の枝分かれ数を増加させるだけでなく、イネの穂を太く丈夫にし、倒れにくくする遺伝子を発見。イネの生産量を10%増やす実験にも成功した。研究成果は同日付の同紙に掲載された。

開発途上国における農林水産業の支援を行う農業研究機関「国際稲研究所」(フィリピン)のHei Leung氏は、「素晴らしい研究成果。新たに発見された遺伝子の意義は大きい」と期待を寄せた。芦苅教授は5年以内に実用化させたいとしている。(翻訳・編集/NN)

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