富裕層の移民ブームが再燃!「金持ちは悪」 の社会風潮の高まり受け―中国

Record China    2010年5月24日(月) 18時40分

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22日、中国の富裕層の間で海外移民ブームが再燃していると中国メディアが伝えた。理由は「治安に対する不安」「子供の教育」「ゆとりのある生活」などだという。写真は中国で傷つけられた高級自家用車。

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2010年5月22日、新華網によると、中国の富裕層の間で海外移民ブームが再燃している。

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記事によると、中国は03年ごろに第一次海外移民ブームを迎えたが、その背景には中国国内で富裕層を狙った凶悪犯罪が多発していたこともあったという。その後も、人々のあいだで「金持ちは悪」という考え方が広がっているが、貧富の拡大などの社会不満が富裕層に向けられており、このことが最近の移民ブームの一因だとみられる。脱税や贈収賄などの容疑で著名な富豪が次々と逮捕されているのも事実だ。世界的な金融危機のあおりを受け、中国国内の投資環境が悪化したことも移民ブームを後押ししている。

また、「子供の教育のため」「しがらみを捨て新しい生活を」というのも移民の動機となっている。子供たちに国際教育を受けさせたいという考えや、さまざまなストレスから解放されて、ゆったりとした生活をしたいという欲求だ。

北京市の移民仲介業者協会のデータによると、09年に米国のEB―5投資永住権プログラムに申請した中国人は、前年の500人から2倍の1000人と急増。米国以外の移住先では、移民に対して比較的寛容な政策をとるオーストラリアやカナダが人気のほか、税制優遇措置のあるシンガポールや中南米の小国も人気があるという。(翻訳・編集/本郷)

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