韓国政府も見習うべし!中国の再生可能エネルギー産業の急速発展を―韓国紙

Record China    2010年5月24日(月) 14時1分

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18日、韓国紙・東亜日報は、中国が風力発電、太陽エネルギー発電、バイオ燃料などの再生可能エネルギー分野に力を入れ、著しく発展している状況を紹介し、韓国政府も関連産業への支援政策を敷くべきであると説いた。写真は天津市の大神堂風力発電所。

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2010年5月18日、韓国紙・東亜日報は「中国、再生可能エネルギー開発の驚くべき状況」と題した記事を掲載し、中国が風力発電、太陽エネルギー発電、バイオ燃料などの再生可能エネルギーやクリーンエネルギー分野に力を入れ、著しく発展している状況を紹介し、韓国政府も関連産業への支援政策を敷くべきであると説いた。20日付で環球網が伝えた。

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記事によると、08年の世界全体の発電量は4700ギガワットで、このうち再生可能エネルギーが占める割合は5.8%、その中でも風力発電が40%を占めたという。風力発電の中心となる風力原動機に関しては、中国の09年の市場規模は日本円にして約1兆7300億円。世界第2位の米国を遥かにしのぐ世界最大規模に成長した。また、中国は毎年、風力エネルギー先進国・ドイツに対し、同国市場の約半分の割合を占める風力原動機を輸出している。

一方、太陽エネルギー市場は、「第2の半導体市場」とも呼ばれる有望市場で、中国はこの分野でも猛烈な勢いでシェアを伸ばしている。太陽エネルギー関連企業の世界トップ10のうち、すでに中国企業が4社を占めるまでに至っている。太陽光電池・太陽光発電システム生産の中国最大手サンテックパワーは世界第2位につけている。

記事は「中国が再生可能ネルギー分野ですさまじい発展を示すのは、巨大な国内需要と政府の支援策が関係している」と指摘。中国政府は2020年までに全エネルギー消費に占める再生可能エネルギーの比率を15%まで引き上げる計画を発表しており、この実現のため、風力発電機と太陽エネルギー施設に関しては、前例がないほどの資金援助と優遇政策を実施している。例えば、風力発電機の調達にあたっては「国産品購入(Buy China)」政策を推し進めた結果、中国市場で05年に約70%を占めた海外製品のシェアが12%にまで抑えられたという。

地球温暖化と石油価格高騰時代に入った現在、再生可能エネルギー市場やクリーンエネルギー市場は巨大な発展の可能性を秘めている。しかし、エネルギー市場の発展は、企業単独の力に頼ることはできず、巨額の資金と高度な技術開発が必要となる。韓国は、再生可能エネルギー分野でその他の先進各国の技術に追いついておらず、一方で中国と競合の局面に臨まなければならない。韓国政府も未来を見据えてエネルギー開発に対し、政策上の援助策を立てるべきである。(翻訳・編集/HA)

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