<CTR特別提供・中国実態調査>中国の三大消費者層は「中産階級」「女性」「80年代生まれ」

Record China    2010年5月21日(金) 17時31分

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13日、中国のリサーチ企業・CTR市場研究は、最新の調査結果を発表し、国内消費者層における3つの主力を紹介した。それは「中産階級」「女性」「80年代生まれ」だという。資料写真。

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2010年5月13日、中国のリサーチ企業・CTR市場研究は、最新の「中国都市住民調査(CNRS)」の結果を発表し、国内消費者層における3つの主力を紹介した。中国の大手調査会社・CTR市場研究の特別提供記事。

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1)衝動買いやローン決済に抵抗のない「中国式」中産階級

中産階級以上の消費者層はブランド志向が強く、好みのブランドを支持し続ける傾向がある。購買時の選定基準としてはメーカー以外に、生産技術の高さや健康への配慮がかかわってくる。なお、やや衝動買いの傾向が強く、広告の影響を受けやすいが、値引きには左右されにくい。

米国の同じ消費者層と比較すると、家庭より仕事を重視し、ローン決済での買い物も目立つ。

2)美容への消費を惜しまない女性

都市部では美容、とくにスキンケアへの関心が高まっており、金融危機による経済不況とは無関係に消費が伸びている。ヘアカラー、ボディケア、紫外線ケアなど全身各部位のケア用品が売れているが、とくにアイケアやハンドケア用品の伸びが著しい。

3)生活の充実感を追究する「80後(バーリンホウ/80年代生まれ)」

社会発展の主力を担うこの年齢層は、ブランド志向は強いものの輸入製品信仰は薄い。ライフスタイルの充実を重視し、キャリアよりも家庭を重んじる傾向がある。また、70年代生まれや90年代生まれ世代よりも社交的な傾向がある。

強いストレスを感じているのもこの世代の特徴。上の世代よりも社会や家庭で担う役割が複雑化したり、キャリアパスにおいて重圧を感じる割合が多い。そのストレス解消の方法としてはゲーム、カフェやバーで過ごす、友人と過ごすなどが挙げられた。

90年代から普及しはじめたインターネットの影響を受けて育ったこの世代は、チャット、ネットショッピング、オンラインゲームの利用率も高く、過去3年間でいずれも利用者数が2けた成長を見せている。(翻訳・編集/愛玉)

■CTR市場研究

本社を北京に置く中国の大手調査会社。国内最大の調査網を持ち、市場調査と分析、コンサルティングを業務とする。消費者指数、消費動向、メディア戦略、医療、自動車、金融、電子通信機器などの幅広い分野で展開する。

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