中国が開発する世界第3の衛星測位システム=全世界の人々が利用可能に―中国メディア

Record China    2010年5月23日(日) 7時32分

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19日、北京市で開催された中国第1回衛星測位学術大会に出席した衛星測位システム・北斗の総設計士・孫家棟氏は、北斗のタイムスケジュールを明かした。写真は09年4月、北斗衛星2基の打ち上げ。

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2010年5月19日、北京市で開催された中国第1回衛星測位学術大会に出席した衛星測位システム・北斗の総設計士・孫家棟(スン・ジアドン)氏は、北斗のタイムスケジュールを明かした。新華網が伝えた。

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北斗は中国が開発する衛星測位システム。米国のGPS、ロシアのグロナスに続き、世界3番目の衛星測位システムとなる。孫氏によると、北斗構築のタイムスケジュールは以下の通り。まず3基の衛星からなる試験システムを運用。すでにこの段階は終了した。そして第2段階では中国および周辺地域をカバーする本システムを2012年までに完成させる。20年をめどにする最終段階では30基余りの衛星を打ち上げ、全世界的な衛星測位システムを完成させることになる。

一気にシステムを完成させる他国に対し中国がステップを分けているのは、独自に知的所有権を持つ新たな技術を獲得するためだという。特に位置情報を提供するだけではなく、利用者が自分の位置を知らせることが可能な点が北斗の特徴。漁船が自分の位置を送信するなどのケースが考えられる。北斗のサービスは他国にも開放される見通しだ。(翻訳・編集/KT)

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