「白タク分布図」作成で取り締まり強化!都心だけで2000台以上が営業中―北京市

Record China    2010年5月19日(水) 16時7分

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16日、北京市が白タクを取り締まるために作成した「白タク分布図」が公表された。それによると、北京市中心部の8区だけで2000台以上の白タクが営業していることが分かった。写真は05年1月、北京市内の地下鉄駅に集まる違法輪タク。

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2010年5月16日、北京市が白タクを取り締まるために作成した「白タク分布図」が公表された。それによると、北京市中心部の8区だけで2000台以上の白タクが営業していることが分かった。17日付で北京日報が伝えた。

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白タク分布図は、北京市の関連部門が白タクの出現する各現場で写真撮影や実地調査を行った内容に基づいて作成された。それによると、白タクは北京市中心部の8区(海淀区・東城区・西城区・崇文区・宣武区・朝陽区・石景山区・豊台区)だけで活動拠点128カ所、2000台以上が営業していることが分かった。

白タクの営業時間は午前8時から午後10時前後までで、特に夕方の帰宅時間(午後5時〜7時)に営業する車が多い。車両の種類は、小型自家用車、ワゴンなどに加えてオートバイも目立つ。

営業スタイルは、客引きがお客に声を掛け、付近の駐車場などに待機している白タクに案内するケースが多く、客引きと運転手の分業制が出来上がっている。また、白タク同士がグループを組み、それぞれテリトリーを分けて営業しており、トラブルなどが起きるとお互いに協力し対処している。満車の札の掛かった駐車場で待機していたある白タクの運転手は「この駐車場内の約100台すべてが白タクだ」とうそぶく。あまりの数の多さに正規のタクシー運転手もかかわり合いを恐れ、ただ見守るしかないのが現状だという。

営業拠点は、市内中心の駅前や交通要所のほか、市場や観光地、商業ビル付近などに集中する。生花や盆栽市場近辺などは、乗客の荷物でシートが汚れたり荷物が大き過ぎて積めなかったりという場面が多く見られ、正規のタクシーが営業を避ける所。そういったロケーションでの営業も目立つ。また、場所によっては近距離専門に営業する白タクもあり、天候や時間帯、道路の混雑具合などによって乗車料金は変動するという。(翻訳・編集/HA)

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