温首相、金総書記の訪中時に「特別支援」申し出を拒否―中国

Record China    2010年5月17日(月) 19時16分

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17日、中国の温家宝首相は、北朝鮮の金正日総書記が訪中した際、国連安保理の対北朝鮮制裁の枠を超える支援はできないとの立場を伝えていたことが分かった。写真は11日、山東省日照港に積まれた北朝鮮に無償支援される計5tの化学肥料の硫酸アンモニウム。

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2010年5月17日、中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が訪中した際、「国連安保理の対北朝鮮制裁の枠を超える支援はできない」との立場を伝えていたことが分かった。新民網が伝えた。

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金総書記は当初、今月3日から7日までの予定で中国を訪問。6日には北京で中国指導部と一緒に北朝鮮の「血の海(ピバダ)歌劇団」による北朝鮮版「紅楼夢」を観劇する予定だった。ところが、中国から「特別な支援」が得られないと知った金総書記は、これを急遽取りやめ、日程を切り上げて帰国の途についたという。

北京の情報筋は16日、「温首相は6日、釣魚台迎賓館で行われた金総書記との昼食会の席で『国連安保理の対北朝鮮制裁の枠を超える支援はできない』と伝えた」と説明。北朝鮮は国連制裁やデノミ失敗などにより食糧難や経済難が深刻化しており、金総書記は今回の訪中で中国から規定外の「特別な支援」が得られることを期待していたが、思ったような成果が得られなかったと分析した。(翻訳・編集/NN)

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