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ユーラシア横断の新東方エクスプレス、「そんな計画ない」と否定―中国鉄道部

Record China    2010年5月18日(火) 10時38分

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15日、中国鉄道部の鄭健総プランナーは、先月に海外メディアが報じた「ユーラシア横断高速鉄道計画」について、「現段階でそのような計画は存在しない」とこれを否定した。写真は北京―上海間高速鉄道の建設現場(10年4月、北京郊外)。

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2010年5月15日、中国鉄道部の鄭健(ジョン・ジエン)総プランナーは、湖北省の武漢大学経営管理院講堂で開かれた特別講座に出席。香港から参加した約500人の聴衆を前に「中国高速鉄道の技術革新とその実践」というテーマで講義を行った。16日付の長江日報(電子版)が伝えた。

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鄭健氏は現在北京―上海間、北京―武漢間、上海―寧波間、ハルピン―大連間で進められている全線高速鉄道化が開通すれば、各都市を中心にした経済圏がさらに広がり、人々の生活も大きく様変わりする」と予測。また、香港〜広東省間の路線26kmを高速鉄道化することで「内陸部から香港への人的移動がさらに便利になる」と主張し、その建設意義について理解を求めた。

さらに、先月に海外メディアが「すでに経由地となる17か国との交渉を開始した」と報じたユーラシア横断高速鉄道「新東方エクスプレス」3路線(東南ア・中央ア・EU)計画について、鄭健氏は「中国には今のところそのような計画は存在しない」と回答。「確かに、これまで越境鉄道に関して周辺国家と交渉を重ねた事実はあるが、鉄道網の国外拡張については技術的な問題が立ちはだかっている」と話し、「例えば中国の標準軌は1435mmであるのに対し、ロシアは広軌で1620mmもある」と説明した。(翻訳・編集/本郷)

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