収入、色分けすれば5色ある!「黒」「血」色は年65兆円、格差拡大の温床に―中国

Record China    2010年5月13日(木) 23時23分

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2010年5月11日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国国民の『五色の収入』=白・黒・灰・血・金」を掲載した。「見えない不規則収入」は高所得者層に写真は南京市の病院。「謝礼金お断り」の張り紙。

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2010年5月11日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国国民の『五色の収入』=白・黒・灰・血・金」を掲載した。

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10日付経済参考報は中国の格差社会に関する記事を掲載した。格差問題の背景とも言えるのが、白・黒・灰・血・金の『五色の収入』。白い収入は給与や年金など通常の収入を意味し、黒は汚職や犯罪によって得た非合法な収入を指す。

難しいのが灰色収入。合法と非合法の間に位置するものだという。中国では手数料、感謝費、お仕事代、講義料、原稿料、礼金などなど、さまざまな場面でさまざまな名目のお金が飛び交う。合法的なものもあれば、限りなく黒に近いもの、そして実態は真っ黒なものまで多種多様だ。

続いて登場するのが「血の色の収入」。人間として守るべき一線を越えた、他人の命を犠牲にして得る収入を指す。奴隷のような条件で人を働かしている山西省の無認可レンガ工場が典型だ。最後が「金色の収入」。株や不動産投資を通じて得た資本収入となる。

中国経済改革研究基金会国民経済研究所の王小魯(ワン・シャオルー)副所長が2007年に実施した調査では、中国には年4兆8000億元(約65兆円)の「見えない不規則収入」があるという。その4分の3は都市住民の上位10%にあたる高所得者層に集中、格差の要因となっている。(翻訳・編集/KT)

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