荒稼ぎする中国自動車メーカー、利潤率は10%前後=最も「もうけた」のは東風汽車―中国紙

Record China    2010年5月12日(水) 9時1分

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10日、中国は09年、米国を抜いて世界最大の自動車市場となったが、中国各メーカーの「稼ぎぶり」も海外メーカーを寄せ付けない。写真は北京モーターショーで東風汽車が発表した自主ブランド車・風神I-CAR。

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2010年5月10日、中国は09年、米国を抜いて世界最大の自動車市場となったが、中国各メーカーの「稼ぎぶり」も海外メーカーを寄せ付けない。広州日報が伝えた。

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記事によると、中国の3大メーカーである「東風汽車」「上海汽車」「第一汽車」はそれぞれ38億ドルの純利益をたたき出した。経営状況が比較的健全なホンダ、フォード、ヒュンダイでも25〜27億ドルだから、その稼ぎの良さは群を抜いている。

自動車製造業は、生産ラインがほぼ機械化され、競争も激しいため利潤率が低いとされる。09年に1000億ドルを売り上げたフォードも、その純利益は27億ドルで、利潤率3%に届かない。フォルクスワーゲンは1000億ユーロを売り上げ純利益は9.6億ユーロ、1台あたりの平均純利益は100ユーロ(約1万2000円)強に過ぎない。トヨタはリコール騒ぎが影響して2億ドル以上の純損益を出している。

それに対して中国メーカーの09年純利益率は、東風汽車が約10%、第一汽車が8.53%、広州汽車が10.37%、BYDに至っては14.11%だ。ホンダなど好成績を残したメーカーも、その利潤率の高さは中国市場に負っているという見方もある。中国メーカーの高利潤率の背景には、中国市場での中高級車の価格設定が他地域より高いこともあるという。例えば米国では165万円程度で販売されているホンダ・シビックのエントリーモデルは190万円以上。加えて、人件費なども低く(平均時給は300円以下)、これも一役買っている。(翻訳・編集/津野尾)

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