中国系住民の体罰教育で父親を起訴―米国

Record China    2010年5月8日(土) 18時9分

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5日、ニューヨーク在住の中国系の中学生が父親から体罰を受け、ケガをしていることを教師が見つけたことがきっかけとなり、中国系住民における体罰教育が問題視されている。写真は中国の学生。

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2010年5月5日、中国新聞社によると、ある事件がきっかけとなり、米国の中国系住民における体罰教育が問題として注視されている。ニューヨーク市ブルックリン区在住の中国系の中学生が父親から体罰を受け、児童局に保護されたとの事件が伝えられている。

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母親によると、この男子中学生は先月27日、かばんの中にしまっていたテストの答案用紙を父親に見つかってしまった。その成績が好ましくなかったことから、父親は故意に答案を隠したのだと考え、ベルトで殴打。翌日、担任教師が傷跡に気づいたことで体罰が発覚し、すぐに児童福祉局に保護された。事件翌日以降、中学生は里親家庭に寄宿。両親との面会は禁じられ、父親は起訴されるという。

児童福祉局の調べによれば、中国系住民の間で発生する体罰事件は“しつけ”に関連するものが大多数を占める。「折檻(せっかん)が孝行息子を育てる」などと言われ、中国人にとって体罰は伝統的な教育方法の一つだった。新世代の米国移民は仕事に奔走するあまり、子どもとの意思疎通が不全になるケースも多く、体罰を助長する一因となっているという。(翻訳・編集/岡田)

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