美食祭で店頭に吊るされたシカに「かわいそう」の声―湖北省武漢市

2006年12月1日、湖北（こほく）省武漢（ぶかん）市にある洪山体育館前で、楚天（チュウティエン）美食祭が開催された。会場には多くの屋台が並び、訪れた市民はさまざまな料理を味わっていた。

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なかでも特に注目を集めていたのが、シカ肉専門の焼肉店。店先には宣伝のため、皮を剥ぐ前のマンシュウジカ（梅花鹿）が丸ごと1匹吊り下げられている。さらにある店員は、このシカの前で大声で呼び込みを行い、盛んに試食を勧めていた。

珍しいシカ肉の焼肉を興味津々で試食する人もいたが、一方で、吊るされたシカを見て「かわいそう」との声も多い。インパクトのある販売方法だが、市民の反応は賛否両論といったところだ。