Record China 2010年5月5日(水) 21時4分
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2010年5月4日、日本華字紙・日本新華僑報は記事「日本で湯水のように金を使う中国人=お金があることと尊敬されることはイコールではない」を掲載した。写真は東京・銀座のブランドショップ。
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2010年5月4日、日本華字紙・日本新華僑報は記事「日本で湯水のように金を使う中国人=お金があることと尊敬されることはイコールではない」を掲載した。以下はその抄訳。
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中国の富裕層が海外で湯水のように金を使い商品を買いあさっているが、お金はあっても「品」があるとは感じられない。中国国内ではお金と権力により、言うことをなんでも聞くとりまきの「尊敬」を得られるかもしれない。しかし海外では難しい。
かつて日本人は、中国は貧しいといって差別していた。商品社会の論理からすれば、貧乏人が差別されるのは当然だ。しかし、今や中国には金がある。日本旅行する中国人は大金持ちよろしく、1匹9万円の伊勢エビ、88万円のブランド物のバックを惜しげもなく買っていく。中国は強大になった。中国はお金持ちになった。なのになぜまだ日本人は中国人を見下すのか―。日本旅行に行った中国の富裕層はこのように考えているのだろう。
しかしお金があることと尊敬されることはイコールではない。一つ例を挙げよう。1990年代初頭、私は上海市浦東の外資系ホテルで働いていた。当時は浦東の開発が進み、地価が高騰していた時期で、多くの「成金」がいた。彼らはホテルのレストランに毎日通っていた。
毎日のようにフカヒレを食べることなど当たり前。最も印象的だったのはある12人連れのお客だった。当時はまだ珍しかった携帯電話を全員が持っていたことを覚えている。食卓に座ると、「今日はどんないい酒が入ってる?洋酒を飲もうと思っているんだ」と一言。あわててマネージャーが駆け寄ってきて答える。「レミー・マルタンXOはいかがでしょうか?」「いくらだ?」「1本888元(約1万2300円)です」「よし、12本持ってこい。1人1本だ」と豪勢に注文した。
そのホテルで働いて数年がたったが、1人1本のレミー・マルタンXOを頼むような客を見たのは初めてのことだった。しかしそれでそのお金持ちが尊敬を勝ち得たわけではない。今にいたるまで「成金」をバカにする、私の持ちネタとなっている。今、海外で大盤振る舞いしている中国富裕層にしても同じことだろう。
お金があることと尊敬されることはイコールではない。お金に加えて、「品」がなければならないのだ。「品」とはなにか。行動と言動、それに人柄と性格であり、文化と教養によって作られる。お金だけあっても文化と教養がなければ、海外で尊敬されることは難しいのだ。(翻訳・編集/KT)
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