<上海万博>中国館は日本建築家のデザインをパクった?!設計者が疑惑に反論―中国

Record China    2010年4月30日(金) 11時43分

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29日、上海万博PRソングの盗作疑惑が話題となっている中国で、今度は万博全体のシンボル的存在である中国館に盗作疑惑が持ち上がっている。批判の声が高まる中、中国館のデザイナーは、「決して盗作ではない」と反論した。写真は上海万博の中国館。

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2010年4月29日、中国新聞網によると、上海万博PRソングの盗作疑惑が話題となっている中国で、今度は万博全体のシンボル的存在である中国館に盗作疑惑が持ち上がっている。批判の声が高まる中、中国館のデザイナーは、「決して盗作ではない」と反論した。

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中国館は枡組と呼ばれる柱を縦横に組み合わせる構造を採用している。このデザインが1992年セビリア万博日本館(建築家・安藤忠雄氏の設計)と酷似していると指摘されている。中国館副総設計師を務めた華南理工大学建築設計研究院の倪陽(ニー・ヤン)副院長は、盗作ではないと反論した。

倪副院長は、(1)安藤氏がセビリア万博で担当したのは装飾部分のみで、建築全体を担当した倪副院長らの仕事とは比較できないこと、(2)セビリア万博での枡組は規則的に配置されていたのに対し、中国館は縦の柱を交互に配置した自由型であること、(3)枡組は建築業界で広く使われる手法であり、安藤氏の独創ではないことを理由にあげている。

また中国新聞網によると、今月17日、北京市を訪問した安藤忠雄氏は、中国館のデザインについて質問された時、「少し似ているかもしれません。ただ建築とは造形であり、似た部分ができるのは避けられないこと。私の作品の模倣とは言えないでしょう。また両作品のサイズも全く異なります。中国館はとても大きい。私の作品とはやはり大きな違いがあるように思います」とコメントしたという。(翻訳・編集/KT)

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