<上海万博>今度はパクられた!貧困県が「パクリ版中国館」を建設―江蘇省塩城市

Record China    2010年4月29日(木) 12時15分

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28日、間もなく開幕する上海万博。開催前からPRソングのパクリが発覚するなど問題となっているが、今度は万博のシンボル的存在である中国館のパクリが登場したことが明らかとなった。写真はパクリ版中国館。

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2010年4月28日、紅網によると、開催前からPRソングのパクリが発覚するなど問題となっている上海万博だが、今度は万博のシンボル的存在である中国館のパクリが登場したことが明らかとなった。

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パクリ版中国館が登場したのは江蘇省塩城市阜寧県の市民広場。中国館のミニチュア版が登場した。ミニチュアといっても高さ24メートル、1辺50メートルの大がかりなもので、建設には350万元(約4830万円)が投じられた。阜寧県関係者は「中国館のコピーを作ってはならないという規定はない」と強弁。万博精神を広めるための建築だと胸を張った。今年2月に着工したパクリ版中国館は万博開幕前には完成する見通しだという。

2008年の北京五輪の際には、中国各地でメイン会場である国家体育場「鳥の巣」の模倣版が登場したが、阜寧県は真っ先に「万博ブーム」に便乗した格好だ。パクリ版中国館の是非について、ネットユーザーは議論している。貧困県として知られる阜寧県が巨費を投じて、何ら現実的な用途がないシンボルを作ったことに批判的な意見が強い。湘潭大学知的所有権学院の劉友華(リウ・ヨウホア)副教授は、「中華人民共和国著作権法」には、独自性のある建築作品の著作権を認めており、ミニチュア版であろうとも権利侵害に当たると指摘した。(翻訳・編集/KT)

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