2010年4月26日、関係者によると、中国国家発展改革委員会は「天然ガスパイプライン輸送価格の調整に関する通知」を河南省、重慶市、天津市など複数の省市政府に発出した。香港と中国の各メディアが伝えた。

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値上げは1立方メートル当たり0．08元。輸送距離50キロメートル未満のパイプラインだと現在の0．036元から0．116元に引き上げられる。

天然ガス関連企業の赤字を減らすのが目的。業界関係者によると、中国の天然ガスは出荷価格、輸送料、販売価格とも政府が決めている。ところが近年のコスト上昇で、国の統一価格で運営されている天然ガスの輸送業務の損失が深刻化している。

今回の輸送料引き上げにより、天然ガス関連企業の赤字が多少減るものの、状況の根本的な改善には程遠い。業界関係者の多くは、今回の輸送料引き上げが天然ガス自体の価格引き上げの前触れと見ている。（翻訳・編集/東亜通信）