流動人口が常住人口を上回る村が続出、当局が封鎖管理―北京市

Record China    2010年4月30日(金) 11時10分

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26日、北京市の周辺地区で流動人口が常住人口を上回る一種の“逆転現象”が発生している。これを打開する対策を当局が講じた。写真は北京市が開設した出稼ぎ労働者向けの母親学級。

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2010年4月26日、新京報によると、北京市の周辺地区で流動人口が常住人口を上回る一種の“逆転現象”が発生している。

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北京市公安局大興区支局の副局長によれば、現在、同市南部に位置する大興区でこの逆転現象が発生している村は92か所にのぼる。ある村では常住人口660人に対し、流動人口は6000人前後にものぼるという。

流動人口の過度な増加は環境や治安の悪化を招くと副局長は指摘し、当局は流動人口が自由に流入できないように、こうした村々を壁で囲ってゲートを設置し、要所に交番を設けるなどの「封鎖作戦」を実施することを決定。村への出入りには車両・人ともに通行許可証携帯を義務付けるなどの案が出されている。

流動人口が入り込みやすい「自然村」(自然発生的に成立した村落)に対し、今後はコミュニティ管理を実施し、パトロールの強化などを徹底していく。大興区ではこれに資金5000万元(約6億8700万円)、パトロール隊員800人を投じる。(翻訳・編集/岡田)

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