日本の大学生、初めての訪中で知った「中国への誤解」―中国紙

Record China    2010年4月22日(木) 20時32分

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21日、初めて中国を訪れた日本の大学生グループが、マスコミを通じてしか知らなかった中国の生の姿に触れ、驚いた様子を中国紙が伝えた。写真は北京郊外のワーキングプア「蟻族」の村・唐家嶺を視察し、涙を流す政協委員。

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2010年4月21日、初めて中国を訪れた日本の大学生グループが、マスコミを通じてしか知らなかった中国の生の姿に触れ、驚いた様子を中国紙・中国青年報が伝えた。

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日本の大学でマスコミを専攻する大学生16人が、日中間の戦争の歴史について学ぶため、教授に連れられて北京や河北省を訪れた。初日に訪れた名門・清華大学で、大学生たちは衝撃を受けた。「あなた方は贖罪の気持ちがあるんですか?」といきなり聞かれたからだ。その後、河北省で戦争体験者に直接話を聞いたり、戦争記念館を見学した。

最近の中国の若者については、高学歴だが劣悪な環境で共同生活を強いられているワーキングプア「蟻(あり)族」が政府や社会に強い不満を抱いていることや、サッカー場で日本の国旗を燃やす反日的な集団が多く存在することを、テレビ番組を通じて知っていた。だが、実際に「蟻族」の若者に話を聞いてみると、愚痴の1つも出てこない。「自分の力が足りないだけ」「国の発展のためなら我慢できる」など、前向きな発言ばかり。大学生たちは「テレビは断片的なことしか報道しない」と身をもって体験したようだ。

清華大の学生と交流が深まるにつれ、日本のアニメや芸能人などの話もするようになった。意外なことに彼らは日本のことを良く知っている。初対面では戦争責任を厳しく追及してきた彼らだが、当時の険悪なムードは全くない。「日本人同士でおしゃべりしているようで、反日的な感情も全く感じられなかった」と話す大学生たち。記事は、「日本の大学生たちは学校では学べない貴重な体験をしたようだ」と結んだ。(翻訳・編集/NN)

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