<レコチャ広場>中国の高校生が1番嫌いな教科は「政治」―中国

Record China    2010年4月21日(水) 0時14分

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18日、中国青少年研究センター少年児童研究所の孫宏艶所長が中国のブログサイトに「中国の高校生が1番嫌いな教科は『政治』」と題した記事を発表した。写真は大学受験を控えた広西チワン族自治区の高校生。

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2010年4月18日、中国青少年研究センター少年児童研究所の孫宏艶(スン・ホンイエン)所長が中国のブログサイト・新浪博客に「中国の高校生が1番嫌いな教科は『政治』」と題した記事を発表した。以下はその概略。

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プロジェクトチームの責任者として、日米中韓4か国の高校生を対象とした比較研究をこの数年で4度実施した。「生活意識」「消費意識」「権利意識」「学習意識」を調査・比較するものだが、このほど「学習意識」に関する調査が終わったばかりだ。

8日、私たちプロジェクトチームは記者会見を開き、結果報告を行った。「政治」の授業について、各国とも興味は低かったが、特に中国は全14教科中、「最下位」に挙げた学生が最も多かった。これに対し、韓国と日本は「下から2番目」、米国は「下から4番目」が最も多かった。

高校生にとって「政治」は社会人になる前に必ず学ばなければならないもの。だが、今の高校生は「最も嫌いな教科」に挙げた。これは教育現場も大いに反省すべきだろう。授業で理論ばかり教えられても退屈なだけ。自ら考え、参加している実感がなければ、嫌いになっても当然だと言える。

各国の学生の学習意識にはその国の文化、教育、家庭教育などが密接に絡んでいる。米国は自由を尊重する国らしく教師に対する依存度が低く、授業中も割と気ままな感じ。日本と韓国は長く儒教の影響を受けただけでなく、近代は欧米国家の新しい思想も取り入れた国だが、調査結果も確かにその通りだ。

では、古くから教師は偉く絶対的な存在である中国の学生はどうだろう。学習に積極的で探究心も強く、試験で不正をしないなどの長所がある一方、グループでの学習は苦手、分からないことを人に聞けない、成績を気にし過ぎるなどの問題点も見られた。(翻訳・編集/NN)

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