農村部のネット利用者が1億人を突破、ビジネス用途は依然立ち後れ―中国

Record China    2010年4月18日(日) 9時8分

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15日、2009年12月末までに、中国の農村部におけるネット利用者の規模が1億人を突破したことがわかった。資料写真。

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2010年4月15日、中国インターネット・ネットワーク・インフォメーション・センター(CINIC)が「2009年中国農村インターネット利用状況調査報告」を発表。09年12月末までに、中国の農村部におけるネット利用者の規模が1億人を突破したことがわかった。新華網が伝えた。

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報告書によれば、09年末までに中国の農村部におけるネット利用者の数は1億681万人に達し、前年比で2220万人増、増加率は26.3%に達した。そのうち携帯電話からのネット利用者は7189万人で、08年比3000万人以上の増加、増加率は79.3%という高い値を示した。農村部の全インターネット使用者の約7割が携帯電話からインターネットにアクセスしていることとなり、ネット利用の主流がパソコン経由からシフトしている傾向がうかがえた。

しかし、ネット利用者の規模は拡大を続けているものの、その普及率や利用者のセグメント、使用用途という3つの角度から見ると、都市部の利用者との間ではさらに格差が広がっている。

過去2年間におけるネット普及速度については、都市・農村間の成長率格差が20.2%から29.6%に開いた。これは、インターネットに関する知識、インフラ、費用負担の面で農村が立ち遅れているため。

また、利用者のセグメントについては、農村部では低年齢・低学歴化が進んでおり、全利用者に占める学生の割合も32.3%と、都市部の4.9%と大きな差がある。

使用用途については、ビジネス関連の利用で都市部と農村部の格差が大きい。また、都市部でのオンラインショッピングとオンラインバンキングの利用は31.7%、27.7%であるのに対し、農村部では17.6%、15.1%と低い水準にとどまっている。

一方で、オンラインゲームの利用については都市部と農村部では大きな開きは見られず、いずれも高い割合を示している。(翻訳・編集/岡田)

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