女子大生の6割が玉の輿希望!これが現状打破の唯一の方法?―中国紙

Record China    2010年4月16日(金) 13時8分

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13日、中国の女子大生への価値観調査で、「玉の輿希望」とした回答者が約6割を占めたことに関し、中国紙は「彼女たちの現状打破にはやむを得ないこと」と解説した。写真は中国のあるお見合い大会。参加女性らが「負け犬になりたくない」とのプラカードを掲げた。

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2010年4月13日、広東省広州市でこのほど行われた女子大生に対する調査で、「玉の輿(こし)希望」とした回答者が約6割を占めたことに関し、中国紙・斉魯晩報は「この結果が反映しているのは、『現在の女子大生たちが道徳観に欠けている』という単純なことではなく、彼女たちが『経済状況への不安を打破するために苦慮している』と言った方が適切である」と解説した。

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調査結果をまとめた文書の正式名称は「広州女子大学生価値観調査レッドブック」で、今月12日、広州市婦女連合会が主催した同市初の女子大生フォーラムで発表された。それによると、「富二代」と呼ばれる富裕層の子息と結婚を希望する女子大生は59.2%に上り、その理由には「苦労をしなくてすむ」が挙げられている。

斉魯晩報は「この結果からは、現代の女子大生の価値観に問題があるようにも読み取れる。しかし、実際にはそれほど単純な問題でなく、彼女たちにはやむを得ないことと言う方がふさわしい」と指摘した。以下はその主張の概略。

中国の大学生のうち女子学生の比率は44%。彼女たちの多くは向学心や自己を律する志が高いが、いざ就職の段となると性差別に直面するという。ある調査では、いまだに67%の企業が性別を採用条件に挙げており、女子大生の80%が「就職活動の際に性差別を受けた経験がある」と答えている。

女子大生を含めた女性の経済力は男性よりもはるかに低く、経済的な独立は簡単ではない。さらに、現在の多くの女子大生は「一人っ子世代」であり、将来は両親を養わなければならず、金銭面でのプレッシャーは男性より大きいのが現状だ。こうした状況の下、「富二代」との結婚願望は、ある意味で「やむを得ない」選択か。解説では、結婚は現状を打破する唯一の突破口であり、その気持ちは「同情に値する」としている。(翻訳・編集/HA)

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