2010年4月14日、韓国紙・朝鮮日報は、故金日成主席の生誕記念日を間近に控えた北朝鮮が、中国から数百台もの新車を輸入したと報じた。環球網が伝えた。

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4月15日は故金日成主席の生誕記念日。北朝鮮最大の祝日である太陽節とされ、盛大な式典が催される。その式典を前に大量の車が中国から輸入されたという。内訳は中国電気自動車大手BYDのF3が100台以上。海外メーカー製高級車、オフロード車、大型ワゴンなど200台以上。輸入額は計500万ドル（約4億6800万円）超に達したという。

毎年、金正日総書記の誕生日（2月16日）と太陽節には、政府幹部に対して輸入車が贈られる。今年2月は高級高官が対象だったため、今回は中級幹部に贈られるものとみられる。昨年末のデノミ改革失敗により中級幹部は大きな経済的被害を受けており、落ち込んだ士気を取り戻すために今回大盤振る舞いに踏み切ったと北朝鮮問題の専門家は分析している。（翻訳・編集/KT）