2010年4月7日、世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)フェイスブックが3か月以内に正式に中国本土市場に進出する。「信頼性の高い情報源からの」ニュースとして、香港のTV局・フェニックステレビ(鳳凰衛視)の電子版が伝えた。

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進出の形式については、現地で米中合資の新企業を設立するか、現地企業との提携関係を締結、あるいは買収するかは定かではない。フェイスブックは07年に「．cn」のドメインを取得済み。08年には香港の著名実業家・李嘉誠氏が1億ドル以上を出資し、正式な中国本土市場進出が待たれていた。

中国科学院管理学院の呂本富(リュー・ベンフー)副院長は、これまで多くの海外企業が中国のインターネット業界への参入を試み、芳しい成績を上げられない中、フェイスブックが成功するためのひとつのキーポイントとして、幹部クラスとして国内事情に精通したローカルスタッフを置くべきだと提言している。

フェイスブックは04年、当時ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏が創業し、06年に一般開放。日本語版は08年5月に公開されている。今年の営業収入は10〜11億ドルとも見込まれる。(翻訳・編集/愛玉)