手足口病が猛威=感染者は前年の9倍、5000人弱に―広東省東莞市

Record China    2010年4月4日(日) 22時10分

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2日、広東省東莞市疾病予防センターは、今年1〜3月にかけ同市では手足口病が流行、感染者数は前年の9倍にあたる5000人弱に上ったことを発表した。写真は08年5月、同省仏山市の病院での手足口病検査。

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2010年4月2日、広東省東莞市疾病予防センターは、今年1〜3月にかけ同市では手足口病が流行、感染者数は前年の9倍にあたる5000人弱に上ったことを発表した。3日、広州日報が伝えた。

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手足口病は、その名が示す通り手のひら、足の裏、口の中などに小さな水ぶくれや発疹などができるウイルス性の感染症で、発熱が見られる場合もある。10歳以下の子供がよく感染するが、成人が感染することもあり、まれに髄膜炎や脳炎などを併発し、死に至ることもある。特に1〜3歳の幼児が重症化する危険が高い。

広東省全体の手足口病感染者数は3月30日時点で2万2764人。うち83人が重症となった。特に東莞市での流行が目立つ。同市の感染者数は5000人弱。45人が重症となり、4人が死亡した(うち3例は手足口病と確認、残る1例は疑いにとどまる)。

東莞市疾病予防センター防疫科の鐘新光(ジョン・シングアン)科長は「4〜7月にかけ、感染者数、重傷者数は増加し、死亡者も出る」と予測している。子どもが感染しても保護者は「単に疲れているだけでは」と考え病院に連れて行かないケースも多い。死亡率低下には早期治療がカギとなるだけに、保護者の啓発が重要だという。(翻訳・編集/KT)

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