<写真で見る中国の今>水質汚染に見る経済発展の影

Record China    2010年3月27日(土) 23時54分

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25日、上海市で第6回「国際報道写真コンテスト」が開催された。中国の経済発展に影を落とす環境汚染の現状を捉えた写真が、自然環境写真部門で銀賞を受賞している。国内有数の製造業・輸出拠点を流れる珠江の水質汚染は深刻だ。

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2010年3月25日、上海市で第6回「国際報道写真コンテスト(国際新聞撮影比賽/通称:華賽)」が開催された。中国の経済発展に影を落とす環境汚染の現状を捉えた写真が、自然環境写真部門で銀賞を受賞している。

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長江、黄河などと並んで中国有数の大河である珠江。内陸の雲南省や貴州省から流れる3つの川が広東省で合流し、香港とマカオの間から南シナ海に流れ出す。中間地点の広東省は広州市や深セン市、珠海市などを擁した珠江デルタを抱え、国内でも有数の製造業・輸出拠点となっている。

その繁栄を負の側面から裏付けるがごとく、珠江の水質汚染は悲惨な状況となっている。源流である貴州省の北盤江、雲南省の靖珠江からして、土壌流出や工場排水による汚染や生態系の破壊が進んでおり、白い泡や大量発生したアオコを浮かべた水は悪臭を放ち、犠牲となった大量の魚が浮いている。無論、周辺住民の健康や生活も脅かしていることであろう。人間が作り出した繁栄が人間を襲う。その恐ろしさを写真は鋭く問題提起している。(翻訳・編集/愛玉)

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