Record China 2010年3月24日(水) 20時0分
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23日、中国環境保護部はこのところ頻発している大規模な黄砂について、国内37都市で中〜重度の汚染が発生したことを明らかにした。写真は16日、甘粛省蘭州市で観測された黄砂。
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2010年3月23日、中国環境保護部は中国で頻発している大規模な黄砂について、国内37都市で中〜重度の汚染が発生したことを明らかにした。特に20日に北京などで観測された黄砂は最大規模で、同日の被害面積は140万平方キロメートルに及んだ。24日付で京華時報が伝えた。
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中国環境保護部の陶徳田(タオ・ダーティエン)報道官によれば、今回の大規模な黄砂は主に3月11〜15日、19〜20日、21〜22日の3回に発生しており、19〜21日の黄砂が最も規模が大きく、範囲は北部から長江流域南部に及んだ。21日には上海や南京、蘇州など23都市で重度の大気汚染が発生した。
環境問題の専門家は、今回の黄砂の発生原因として中国西部で気温上昇が比較的速く、土壌の解氷が例年よりも早かったことに加え、寒気の活動が活発なことを挙げた。黄砂の被害を受けた地域では大気中に含まれる粉じんが基準値を大幅に超えたという。(翻訳・編集/岡田)
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