毛沢東の中山服に制作秘話=縫製師、接触許されず、5m離れ目測で採寸―中国誌

Record China    2010年3月23日(火) 7時36分

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20日、雑誌・鳳凰週刊は、中国の国家指導者が着る中山服の制作秘話を報じた。昨年10月1日の建国60周年大閲兵式に胡錦濤国家主席は中山服で登場した。写真は河南省鄭州市に展示された歴代国家指導者の写真。

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2010年3月20日、雑誌・鳳凰週刊は、中国の国家指導者が着る中山服の制作秘話を報じた。昨年10月1日の建国60周年大閲兵式に胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席は中山服で登場した。建国以来、中国の国家指導者は軍服ではなく、中山服を着て閲兵式に出席している。

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1956年、中国共産党は上海から12人の職人を招き、中央弁公庁特別会計室服装加工部を創設した。同部局は政府高官のための衣服を生産する専門機関。同年に開催された中国共産党第8回全国代表大会に、毛沢東は同部局が作った中山服を着て参加した。

毛沢東をはじめ政府中枢の人物の服を作るという大事な仕事だけに、職人は政治思想や健康を厳格に検査された。政府高官に自分から話しかけることは許さず、また話す内容も仕事に関わることだけに制限されたほか、話し方や歩き方まで細かい規則が決まっていたという。

1970年代に毛沢東の服は、職人の一人、田阿桐(ティエン・アートン)氏がほぼ1人で担当していた。しかし近づくことが許されず、なんと5メートル離れた地点から目測で採寸したという。長年の経験により目測でもぴったりの服を作ることができた。1964年、北京を訪問したカンボジアのシハヌーク前国王にも目測での採寸で作ったコートとスーツが贈られたが、前国王はサイズがぴったりだと驚いたと伝えられている。(翻訳・編集/KT)

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