Record China 2010年3月13日(土) 17時7分
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11日、中国の人気若手作家・韓寒氏は、自身の作品が中国文学界における最高の賞の一つとされる魯迅文学賞の選考対象となることについての感想を聞かれ、「どうでもよい」と語った。写真は韓寒氏。
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2010年3月11日、中国の人気若手作家・韓寒(ハン・ハン)氏は、自身の作品が中国文学界における最高の賞の一つとされる魯迅文学賞の選考対象となることについての感想を聞かれ、「どうでもよい」と語った。華龍網が伝えた。
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中国の文学界では、長編小説を対象とした芽盾賞と並び最重要視されている魯迅文学賞。同賞の選考は、中・短篇小説などを対象に3年に一度行われ、今年は5回目にあたる。同賞を主宰する中国作家協会は「今年の選考(選考期間3月2日〜4月30日)ではネット小説も対象とする」と発表し、対象作品の枠を拡大する改革を行った。(中央政府が認可し、インターネット出版権を所有するネットサイトで発表された作品に限る)
この知らせを聞いたある出版社では、韓寒氏の作品「彼の国(原題:他的国)」の推薦を検討し始めた。しかし、その後、「彼の国」は字数制限によって長編小説に分類され、魯迅文学賞の対象とならないことが判明。現在は別の作品の推薦を改めて検討中だという。
一方の韓寒氏本人はかつて、中国作家協会に対し「もし将来自分が作家協会の会長になったら、まず最初にやることは作家協会の解散だ」と語るなど、よい印象を持っていない。今回の魯迅文学賞への作品推薦について感想を聞かれた韓寒氏は、「賞をとっても取らなくてもどうでもよい」と答え、出版社でそうした動きがあったことさえ知らなかったという。
●韓寒(ハン・ハン)
1982年、上海生まれの作家。「80後(パーリンホウ:80年代生まれ、中国では新世代を象徴する)」を代表する作家であり編集者、カーレーサー。高校1年生の時、第1回・新概念作文大会でグランプリを受賞し翌年の2000年、処女小説「上海ビート(原題:三重門)」で鮮やかに文壇に躍り出た。45版、100万部を売上げ、過去20年の中国で最大のベストセラーの一つに。その後、複数の小説やエッセイ集を発表すると、カーレーサーに転身し、著作は大幅に減る。その後はブログで執筆活動を続けたり、オンライン書店を運営したりするなど独自の活動を展開。問題発言などでもよく知られている。(翻訳・編集/HA)
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