中国が高速鉄道王国に、海外17か国と延伸計画進める―韓国紙

Record China    2010年3月11日(木) 22時53分

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9日、中国とヨーロッパを結ぶ高速鉄道2路線、中国とシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画を中国が進めていると韓国紙が報じた。写真は09年12月に開通した世界最速の高速鉄道・武広鉄道。

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2010年3月9日、韓国紙・朝鮮日報が「中国が高速鉄道王国に」と題した記事を掲載した。中国とヨーロッパを結ぶ高速鉄道2路線、中国とシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画が進んでいるという。10日付で中国経済網が伝えた。

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中国は昨年12月、時速350kmという世界最速の高速鉄道を開通させたばかり。米国やブラジルの高速鉄道プロジェクトへの入札にも加わっており、海外の高速鉄道市場への参入を強めている。北京交通大学の王夢想(ワン・モンシアン)教授が7日、サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙に語ったところによると、中国は国内に建設している高速鉄道網をロシアや中央アジア、東南アジアの17か国に広げようと計画しており、2025年までに実現する構想だという。

計画では、中国〜EUを結ぶ路線の1本は中央アジア経由。新疆ウイグル自治区ウルムチ市からカザフスタン・ウズベキスタン・トルクメニスタン・イラン・トルコなどを経てドイツへ至る。もう1本の中国〜EU路線はロシア経由。黒龍江省からシベリア鉄道を経てヨーロッパを結ぶ。また、中国〜東南アジア路線は雲南省昆明市からベトナム・カンボジア・タイ・マレーシアを経てシンガポールへ。現在は関係諸国と協議を進めているという段階だという。

そのほかにも現在、中国は海外の大規模な高速鉄道建設プロジェクトの入札に息巻いている。うち一つは、2016年リオデジャネイロ五輪に向けて建設されるブラジルのプロジェクト。リオ〜サンパウロ〜カンピーナス間の510kmを走るもので、アラブ首長国連邦や韓国、日本、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの企業と入札を争っており、中国はこれに200億ドルを投じる構え。もう一つは、米連邦鉄道局 (FRA)によるサンフランシスコ〜ロサンゼルス〜サンディエゴを結ぶ1250kmのカリフォルニア州高速鉄道建設プロジェクトだ。(翻訳・編集/岡田)

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