中国の軍事支出は透明性を高めよ=重大決定や国防計画を国民に知らせるべき―中国紙

Record China    2010年3月8日(月) 7時0分

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2010年3月6日、環球時報は記事「中国の軍事支出はより透明性を高めるべき」を掲載した。空母建設などの重大決定や国防戦略について国民に広く知らせる必要があると提言している。写真は空母建設用ドッグと伝えられる上海江南造船廠。

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2010年3月6日、環球時報は記事「中国の軍事支出はより透明性を高めるべき」を掲載した。

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5日、全国人民代表大会で国防予算が発表された。前年比の伸び率は7.5%。過去10年間の平均である15%を大きく下回った。あるネットユーザーが「頭に1をつけ忘れたのではないか」とコメントするなど、ネットでは「予算が少なすぎる」との意見が多いようだ。こうした意見は中国の一般市民が軍事力強化を支持していることを示すものとなった。

近年、中国の軍事費支出の透明性は向上してきている。しかし更なる透明性確保を進める余地が残されている。法手続きに従えば、空母建造などの重大な決定は一般市民に通達し、意見を求めることが必要だ。国家の軍事力発展計画についても同じく国民に広く知らせるべきだろう。また平和な時期には軍施設の一般参観も許可しなければならない。

国防予算の細目開示は世界の趨勢であり、大国にとっては自信の表明でもある。台頭する中国の一挙手一投足が世界の注目を集めている中、軍事費の透明性確保は、世界の中国に対する理解を手助けするものとなり、誤解を防ぐものとなるだろう。(翻訳・編集/KT)

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