雲南や広西など南部で厳しい干ばつ、地球温暖化が主な原因―中国

Record China    2010年2月24日(水) 23時25分

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23日、地球温暖化などが原因で広西チワン族自治区や雲南省などで厳しい干ばつが発生し、数百万人の被害者が出ている。写真は2月上旬の雲南省石林イ族自治県。

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2010年2月23日、新華社通信(電子版)によると、2009年8月以降、広西チワン族自治区北西部や貴州省、雲南省で50年ぶりと言われる厳しい干ばつが発生し、数百万人もの被害者が出ているが、これは地球温暖化が主な原因だと広西チワン族自治区気象部門の専門家が指摘した。

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2月に入り、中国各地で降雨が期待される時季となったが、前述の地域は2009年8月以降、まとまった雨がほとんど降っていない。広西チワン族自治区気象部門の統計では、2010年2月上旬の同自治区各地の降水量は0.0〜23.5mmで、例年の0〜4割程度。平均すると、例年より2割ほど少なくなっている。

こうした状況について、広西チワン族自治区気象部門の専門家は、地球温暖化により太平洋地域のエルニーニョ現象が加速し、大気構造が破壊されたことで、継続的に雨が降らなくなっており、秋から冬にかけて少雨だったことにより気温の上昇が加速していると指摘。温暖化やCO2の排出により海上と陸地の気温差が少なくなり、海上の季節風が上陸しにくくなっているという。(翻訳・編集/岡田)

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