BRICsの経済成長差が顕著に、ロシアは一歩後退―米メディア

Record China    2010年2月23日(火) 15時2分

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22日、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の経済成長速度に差がつき過ぎており、エネルギー輸出に依存し過ぎてきたロシアは一歩後退していると指摘された。写真はロシア・サンクトペテルブルク。

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2010年2月22日、大衆日報によると、AP通信は18日に発表した記事の中で、新興国・BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)が世界に与える影響は日に日に増しているが、4か国の経済成長速度に差がつき過ぎており、エネルギー輸出に依存し過ぎてきたロシアは一歩後退していると指摘した。

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ここに来て、多くのエコノミストがBRICs という概念について疑問を呈し始めた。原因は、4か国の経済成長のスピードがあまりにも違ってきたからだという。ロシア経済は過去2年間、4か国の中では最も悪い状態だった。ロシアの09年のGDPは前年比8%以上減少したと推測され、単月では前年同月比10%以上のマイナスとなった月もあった。また、ブラジル経済もロシアと同じく芳しくなく、09年のGDPは同5.5%減になるとみられている。一方、中国の09年のGDP成長率は同8.3%増、インドは同6.5%増と予測され、明らかに差がついている。

ペンシルベニア大学のヘインズ教授は「ロシアは世界最大の原油・天然ガス産出国であり輸出国で、これが同国に大きな富をもたらしてきた。しかし、同時に大きなリスクにも直面することになり、原油価格が上昇すれば同国経済は成長し、暴落すれば深刻な影響を受ける」と分析。ロシア経済が現在直面している経済的な落ち込みや財政難は、08年に発生した原油価格の暴落が最大の原因であるとしている。(翻訳・編集/HA)

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