中国の地下鉄事情(6)低コスト高技術の国産地下鉄―江蘇省南京市

Record China    2006年11月24日(金) 2時44分

拡大

南京市では2005年9月に初めて地下鉄1号線が開通した。高い技術力を用い、しかもコストは最安。世界の地下鉄車両の中でも最大級の旅客輸送能力を誇る、幅広の車両で運行されている。

(1 / 16 枚)

2006年11月23日、江蘇(こうそ)省南京(なんきん)市の地下鉄も、前に紹介した広東(かんとん)省深セン市のものと同じく極めて新しい。南京地下鉄1号線は2000年12月に施工を開始し、2005年9月に開通した。全国で6番目の地下鉄である。全長21.7kmで16駅が設けられ、総投資額は84億8000万元(約1100億円)。

その他の写真

車両は中国国内で製造されたもので、現在最高の技術が用いられている。しかも建造費は安く、全国で最低コストの地下鉄プロジェクトとなっている。また運営費も全国で最安だそうだ。

車両には青と白を基調とした幅広の車体が導入され、6両編成時の定員は従来型の地下鉄車両より38%多い1886人。世界でも最大級の旅客輸送能力を誇る地下鉄車両だ。運行時間は6:30〜21:30、約10分間隔で運行し、始発駅から終点までの片道にかかる時間は40分。

現在建設中の地下鉄2号線は、2005年11月に工事が始まり、2009年の後半に開通予定だ。市内を東西に貫き、地下鉄1号線と「新街口」で交差する。2号線の全長は42.845km、3階段に分けて建設工事が行われる。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携