寅年は出産を避けるべき?=迷信信じないでと首相が呼び掛け―シンガポール

Record China    2010年2月15日(月) 22時28分

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2010年2月13日、旧暦大みそかにあたるこの日、シンガポールのリー・シェンロン(李顕竜)首相は新年のあいさつを述べた。そのなかで、「寅年の子どもはよくない」との迷信にとらわれないでほしいと呼び掛けた。写真はシンガポールの旧正月。

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2010年2月13日、旧暦大みそかにあたるこの日、シンガポールのリー・シェンロン(李顕竜)首相は新年のあいさつを述べた。そのなかで、「寅年の子どもはよくない」との迷信にとらわれないでほしいと呼び掛けた。14日、中国新聞網が伝えた。

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2009年、シンガポールの新生児数は1万人以上減少した。特に華人の出生率はそれまでの1.14から1.09へと大きく落ち込み、03年、04年並みの史上最低水準となった。昨年の出生数減少は景気後退の影響によるものとみられるが、社会的な価値観の根本的な変化も背景にしているとリー首相は指摘した。

また今年は別の要因から出生数が落ち込むのではと懸念されている。立春の後に旧正月を迎えた今年は「無春年」とよばれ、結婚や出産には縁起が悪いとされる。また干支の寅を嫌う向きもあり、過去3回の寅年(74年、86年、98年)では例年に比べ新生児数が7%減少した。シンガポールの出生率は長年、人口維持に必要とされる水準で推移している。リー首相はシンガポールの価値観と国家精神を継承していくためには、同国で生まれ育った市民が必要だと訴えた。(翻訳・編集/KT)

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