政府トップ級が名を連ねた「食品安全委員会」に海外メディア反応さまざま―中国

Record China    2010年2月15日(月) 16時3分

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9日、中国で「食品安全委員会」が始動した。同委員会には現副総理3名全員が名を連ね、中国の食の安全に対する並々ならぬ決意を示した形だが、海外メディアの反応はさまざまだ。写真は中国の市場で取引される卵。

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2010年2月11日、環球時報によると、旧正月を目前に控える9日、中国で「食品安全委員会」が始動した。同委員会には現副総理3名全員が名を連ね、中国の食の安全に対する並々ならぬ決意を示した形だが、海外メディアの反応はさまざまだ。

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米ビジネスウィークは中国が副総理を食品安全委員会の責任者に任命したことを伝え、同委員会が中国の食品安全機関としては過去に例を見ないトップレベルの組織だと報じた。英BBCは今回の措置を、食品安全問題は中国にとって既に重視せざるを得ない問題となっていることの表れと指摘した。

AP通信も中国が国全体として食の安全のために動き出したと伝えた。AP通信は同委員会設立の背景に、最近わずか数か月の間に基準値を超えるメラミン検出の粉ミルク170トン余りが当局に回収されたことがあると分析した。また、同委員会の李克強(リー・カーチアン)主任が9日、メラミン入り粉ミルクについて「徹底した追跡調査のうえ問題製品を焼却し、違反者を厳罰にする」と発言したことを伝えたが、「現在、中国の食の安全の関心は国内だけに限られている」とも指摘した。

一方、日本メディアでは日経新聞、産経新聞などがこれを簡潔に伝えただけにとどまった。同記事は、匿名による朝日新聞記者の「日本メディアがこれを大きく報じないのは、『毒餃子事件』の解決に消極的な中国に対する不信感の表れではないか」との趣旨の発言を紹介している。(翻訳・編集/中原)

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